glinkとbuttonのトラブル解決法
一か月ぶりにティラノを触ったら自分が何のトラブルを抱えてたのか忘れてしまいました。
そこで過去記事を参考に思い出しました。
ブログは本当に自分用に必要ですね・・。
で、このトラブルの続きです。
glinkの挙動が不安定なのでbuttonで選択肢を出すことにしました。
方法としては、buttonで選択肢の背景を表示させ、その上に別なレイヤーで選択肢の文字を表示させる。
それでできると思ったのですが、できませんでした。
buttonのグラフィックが出るレイヤーは、glinkと同様に、最前面のレイヤーに固定なのです。最前面ということは、その上にimageやmessageのレイヤーで文字を表示させることができません。
困った・・。
そこで解決法。
buttonのグラフィックを透明にします。
その下に、buttonで使いたかった選択肢の背景と、選択肢の文字を、imageやmessageのレイヤに表示させます。
これでOKのはず・・。
↓
やってみたら大丈夫でした。
文字の選択肢をbuttonで表示している画面。
さらにtipsもbuttonで表示させています。tipsの文章は画像ではなくptextで表示。
「buttonで表示」と書きましたが、半透明の画像も文章も、実際はimageとptextで表示させています。その上に「同じ形に作った透明のpng画像」を重ねてbuttonとして機能させています。
――と、ここまではうまくいったのですが、
ところが新たな問題。buttonの画像が重なると、反応するのは「最後に表示させた」=「最前面にある」buttonのみです。
上記の画像のように、選択肢を表示させつつ、tips画像を常駐で置いて、ユーザーの任意で開いたり閉じたりさせたい場合、表示のタイミングでボタンの優先順位がぐちゃぐちゃになってしまいます。
つまり、tipsは常に最前面に表示させたいのですが、tipsを表示させたまま新しい選択肢が出ると、tipsが選択肢の下に来てしまいます。
buttonのレイヤーが一個しかないのでこうなってしまうんですね・・。
解決法としては、「選択肢が新たに表示されたら、そのときにtipsが表示されているかどうか判定して、tipsが表示されている場合、tipsのbuttonを表示し直す」、という方法を考えました。これからやってみます。
kanimmacroプラグインは便利!
ティラノスクリプト:キーフレームアニメ補助プラグイン - ティラノスクリプト用プラグイン
画像にちょっとしたアニメ効果をかけるために導入させていただきました。ありがとうございます。
[start_step name="exit" time=1000]
こんなタグを書くだけで"exit"と名前の属性を書いた画像や文章ボタンが一緒に動くので便利です。
ティラノの仕様なのかプラグインの仕様なのかわかりませんが、レイヤーの指定をしなくてもいいんですね。複数のレイヤーや、[button]までもが同じ名前にしておけば一緒に全部動きます。
すばらしいプラグインです^o^
ゲームのレベルデザインを学びたい
ゲームを面白くするにはどうしたらいいのか?
ということを悩みました。
ゲームの面白さ=難易度=レベルデザインかな?
と思いまして、そういったジャンルと思われる本をいろいろ読んでみました。
「レベルアップ」のゲームデザイン ―実戦で使えるゲーム作りのテクニック
- 作者: Scott Rogers,塩川洋介,佐藤理絵子
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/08/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 17人 クリック: 98回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
ゲーマーなら何となく知ってるかなということを、幅広く文字で起こして整理したような本。
レベルデザインについてはあまり書いていません
アクションやFPSのマップの作り方、ディズニーランドから学ぶステージの作り方などはなるほどという部分がありました。
ゲームデザイン脳 ―桝田省治の発想とワザ― (ThinkMap)
- 作者: 桝田省治,帝国少年
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 23人 クリック: 408回
- この商品を含むブログ (47件) を見る
とてもおもしろかったです。
万人向けに自分の創作ノウハウを体系づけて語るのは無理なので、編集者個人に向けて書いた~というスタンスで書かれています。
そのせいかとても濃いです。
「レベルアップのゲームデザイン」の正反対に、狭くて深い個人的なノウハウが書かれています。
組み立て×分解! ゲームデザイン ――ゲームが変わる「ルール」のパワー
- 作者: 渡辺訓章,やまい
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (5件) を見る
とてもおもしろかったです。
レベルデザインについては扱っていません。
しかし、自分の知りたかったのはレベルデザインではなく、それ以前の「ゲームデザイン」だったのでは!? と気づきました。
既存にないジャンルとかゲームシステムを作るときや、既存のジャンルとかシステムを改造してオリジナルのものをつくるときに、どうやったらおもしろくなるのか? ということが書かれています。
最初に読むべき一冊と思いました。
- 作者: 株式会社モバイル&ゲームスタジオ
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2012/03/28
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
読んでる途中ですが、これは完全に買ってよかったと思った本です。
表紙の見た目で新書かと思ったんですが、全然違ってボリュームたっぷりです。
レベルデザインについても章がありますが、マップ配置とかそういうアプローチではなく、時間とか確率からの解説がされています
電書が9/6まで999円になっているので、買うなら今という感じです。
kindleにはセール期間書いてないですが、たぶん他サイトと同じはず・・。
ゲームメカニクス おもしろくするためのゲームデザイン (Professional Game Developerシリーズ)
- 作者: アーネスト・アダムス,ヨリス・ドーマンズ
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2014/02/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
これは買ってもいないし読んでもいないのですが、すごく面白そうなのでいずれ読みたい本です。
義援金募金のご報告
義援金募金のご報告
c94の「宮本県」の売り上げの半分を、西日本豪雨災害への義援金として寄付させていただきました。お買い上げくださった皆様ありがとうございます。
こういうとき、募金先によって手数料とか経費を引かれたりするので、どこがいいのかと調べました。
日赤は全額を被災地に送ると言うことなので、募金先は日赤にしました。
「平成30年7月豪雨災害義援金」を受け付けます ~日本赤十字社は義援金“全額”を被災地にお届けします~|2018年度|プレスリリース|日本赤十字社
また、自分は支援金と義援金の違いが分かっていなかったのですが、義援金の場合は被災者に全額届くと言うことで、義援金として送りました。(支援金は受付終わっているというのもありますが)
今回、災害テーマの作品を作ることでいろいろと勉強したり考えたりするきっかけになりました。7年前は自分が支援される側だったのもありまして、こういった募金などは今後も続けていきたいなと思います。
「宮本県」の今後について
ゲームエンジンを最新の物に変更して、移植&続編制作中です。
ゲームシステムもゲーム性を高めた物に変更いたします。
c94版の宮本県は、選択肢の結果が「死に覚えゲー」的な不透明さがあったのですが、推理要素を強くしたシステムにします。
(day1も最初から作り直す感じになります。その上で宮本県day1-2としてc95にリリースできればと思っています)
「エクストリーム取り調べソラとピヨちゃん!」の今後について
「推理」と「推理をピヨちゃんが引っかき回す」という相反する方向性の対立で問題を抱えて、制作が停滞していましたが、解決が見えてきた気がします。
宮本県の制作を通じて、技術力が上がったのもありまして、いい感じの新しいシステムが見えてきました。
リリースはもう少し後になりますが、いましばらくお待ちいただければと思います!